4000億円市場のヘアケア業界。育毛剤も千差万別。あまりに色んな種類の育毛剤が登場しているので一体どれが自分にあっているのか、どの成分が有効成分なのかよくわかりません。
特に天然成分と書かれている育毛剤に関しては本当にそれが効果あるのかどうか研究がされている成分は殆どないのが実情です。研究すれば結論は出るでしょうが天然成分の性質上、製造特許などで独占することが難しいこともあり、発毛する可能性が高くても信頼できるデータが揃わないというのが残念ながら現実です。
育毛剤として信頼性の高い天然成分の一つとしてノコギリヤシエキスがあります。ノコギリヤシエキスに発毛成分としての効果が見込めるのは、AGA治療薬として認可を受けているプロペシアという内服薬の主成分がノコギリヤシの成分研究によって合成に成功したした成分だからです。そんな成分を含んでいるノコギリヤシエキスの育毛剤なら効果は高いだろうと思われるのが普通でしょう。しかし、このノコギリヤシエキス、その原料であるノコギリヤシは多くの亜種が存在しており、その育毛剤に含まれているノコギリヤシエキスの原料がプロペシアの研究の元となった成分を含んでいる種類のノコギリヤシである保証がないというのが問題になります。
あまたある育毛剤。でもどれが一体信頼を寄せることができるものなのかがわからない。そんなことが今まで続いていました。そんな育毛業界を憂いた日本皮膚科学会という皮膚医療の最先端研究されている学会からAGAの治療のための信頼が置ける治療法についてのガイドラインが作成されました、。それが、男性型脱毛症診療ガイドラインです。