現在販売されている育毛剤を日本皮膚科学会発表のガイドラインを元に比較します

最新のガイドラインを元に育毛剤を比較

最新のガイドラインを元に育毛剤を比較

テレビ、Web、電車の中吊りとありとあらゆる場所で見かける育毛剤の広告。4000億円市場とも言われるヘアケア業界の規模の大きさが伺いしれます。ただ、育毛剤も千差万別で成分から配合、組み合わせ。先進技術の導入などあまりに色んな種類の育毛剤が登場している現在、自分に最適な一本を見つけるには大変な労力がかかるものと思います。

特に天然成分と書かれている育毛成分が配合されている育毛剤に関しては、効果に関してしっかり詳細な研究がなされているかと言うと、そこまで巨額の費用を投資して研究というのは殆どないのが実情です。研究すれば結論は出るでしょうが天然成分と分類される成分は製造特許などで独占することが難しいこともあり、発毛する可能性が高くても信頼できるデータが揃わないというのが現実です。

一体信頼を寄せることができるものなのかがわからない。そんなことが今まで続いていた育毛業界ですが、日本皮膚科学会という皮膚医療の最先端研究されている学会からAGAの治療のための信頼が置ける治療法についてのガイドラインが2010年に作成されました、。それが、男性型脱毛症診療ガイドラインです。

育毛剤の選び方・使い方

最新のガイドラインを元に育毛剤を比較

あまたある育毛剤。その中から自分にあった一本を探すのは本当に大変です。成分で選ぶのか、人気で選ぶのか、口コミで選ぶのか。その判断基準は人それぞれ。自分にあってると思っても実際は効果がなかったなんてことがあったらショックですよね。育毛剤を選ぶ前に、知っておくことをまとめてみましょう。

育毛剤比較 - ロゲイン

ロゲイン
ロゲイン
メーカーマクニール社(Johnson&Johnsonグループ傘下)
AGAガイドライン
評価
A(ミノキシジル)
育毛成分ミノキシジル5%
その他の成分アルコール(浸透成分)、プロピレングリコール(安定剤)
ロゲインを購入

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AGA治療薬として一躍脚光を浴びたミノキシジルを主成分とした育毛剤。元々ミノキシジルは高血圧治療薬とて開発されていたが副作用に発毛作用が見つかり以降、発毛剤として研究が重ねられた。現在複数のメーカーからジェネリック製品が販売されている。

ミノキシジルと聞けば髪の毛が生えてくるとイメージができるほどの定着した発毛成分です。そのミノキシジルを最初に配合した育毛剤がロゲインです。

ロゲインの主成分であるミノキシジルはAGAガイドラインではAGA治療に際しては男女ともにA評価。『強く推奨』と評価されます。現在AGA治療の外用薬としては医療分野においても最初の選択肢の一つになるほどです。

ロゲインはジョンソン・エンド・ジョンソン傘下のマクニール社から販売されており、現在も人気の高い育毛剤です。ロゲインのジェネリックとしてコストコのプライベートブランドのカークランドやロニテンなんて商品が販売されています。日本ではロゲインと同様にミノキシジルを配合した育毛剤リアップが有名です。

育毛剤比較 - リアップ

リアップ(X5プラスローション)
メーカー大正製薬
AGAガイドライン
評価
A(ミノキシジル)
育毛成分ミノキシジル1%~5%(商品による)、ピリドキシン塩酸塩※、トコフェロール酢酸エステル※、l-メントール※
※リアップX5プラスの成分
その他の成分セタノール、1,3-ブチレングリコール、ジブチルヒドロキシトルエン、リン酸、エタノール
リアップ(X5プラスローション)を購入

詳細

国内初にして唯一のミノキシジルを主成分とした育毛剤。ミノキシジル自体が日本では認可がされていなかったため、医療用を経ずに外用薬として一般医薬品として認可を得た日本ではじめてのダイレクトOTC薬ということでも話題に。

リアップは日本で初めてミノキシジルを医薬品として認可され、医療用を経ずに一般医薬品としてダイレクトOTCという過程で販売が行われた育毛剤です。発売元の大正製薬はロゲインの実績から日本では承認されていなかったミノキシジルを一般医薬品としてすぐに扱えるようにならないか手続きを進め、通常市販薬の承認としては行うことのない臨床試験の実施、データを元とした有効性・安全性の証明など前代未聞とも言える品質の証明手続きを行うハメになるのですが、最終的に日本ではじめてのダイレクトOTCとして販売を始めます。

育毛剤比較 - アデノゲン

アデノゲン 薬用アデノゲンEX
メーカー資生堂
AGAガイドライン
評価
B(アデノシン)
育毛成分アデノシン、β-グリチルレチン酸、パントテニールエチルエーテル、l-メントール、クジン抽出液、酢酸DL-α-トコフェロール、ニンジンエキス
その他の成分エタノール,精製水,ジプロピレングリコール,ソルビット液,イソステアリルアルコール,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油,1,3-ブチレングリコール,デシルテトラデシルジメチルアミンオキシド液,ラウリル硫酸ナトリウム,DL-リンゴ酸,サンショウエキス,ビニルピロリドン・N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩液,ホップエキス,クアチャララーテ抽出液,アマチャエキス,クマノギクエキス
薬用アデノゲンEXを購入

詳細

体内で重要な役割を持つアデノシンが発毛において重要な成長因子FGF-7を活性化させることを突き止め、育毛剤としてアデノゲンシリーズを開発。最新のAGAガイドラインにおいてもアデノシンはAGA治療薬やミノキシジルに次ぐB評価を受ける。

ヘアケア分野として、フローリンを始め長年脱毛、フケなど頭髪トラブルを研究してきた化粧品メーカーの資生堂が、アデノシンの毛髪に対しての作用を突き止め、満を持して販売を開始したシリーズがアデノゲンシリーズです。シャンプーからスカルプトニック、育毛剤、そして女性向けと様々なヘアケア商品を展開しています。

育毛成分のアデノシンは2010年においての評価はC1(使用しても良い)でしたが、2017年の評価ではB(AGA治療での使用を推奨する)に上がりました。ガイドラインが更新される間に精度の高い臨床試験結果の報告が増え、エビデンスの信頼性が上がったことが理由です。